山頂にこだわらない富士登山

富士登山の人気は留まるところを知らず、開山日を迎えるや、登山道の随所で多くの登山者が列をなすほどの人気ぶりです。
富士山に登る人の目的はそれぞれにありますが、せっかくの富士登山、山頂からのご来光を拝みたいという人が大多数となっています。

明け方のご来光を拝むためには、夜明け前には山頂に到達していなくてはならず、当然、夜間の登山ということになります。
開山してしばらくは、大抵まだ梅雨時ですので、いかに人気の富士登山と言えど、山頂が大混雑というほどではありませんが、ベストシーズンとなる7月後半から9月上旬くらいまでは、数多くの登山者で賑わいます。
ちょうど夏休みと重なることもあって、週末やお盆の頃は、時間と場所によっては、狭い登山道で前後が動かなくなるほどの大渋滞になってしまうことがあります。
そのピークがまさに、ご来光タイム直前です。
ご来光を拝むために山頂を目指したものの、混雑のため手前で立ち止まることになってしまい、肝心のご来光を満足に拝めず、不満の残る富士登山になってしまうこともあります。

そういったこともあって、最近では、山頂にこだわらないご来光ツアーが人気を呼んでいます。
最も人気があるのが、七合目や八合目の山小屋に宿泊して、そこでご来光を拝んでから山頂を目指すプランです。
7合目や8合目になると山頂とさほど風景が変わらず、ご来光の見え方にも大きな違いが無いことから、富士登山のベテランも、渋滞を避けて、山頂以外でご来光を拝むケースが増えています。
山頂で霧が発生して視界が悪くなっている時でも、7合目辺りでは晴れていることが多いというのも、大きな利点になっています。
山頂にこだわらないことで、より素晴らしいご来光と出会える可能性が広がっています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です